☆親と保育者の共同運営
かっぱの家は、もともと親がつくった保育所です。
親は、替わっていくので、どうしても保育者中心になってしまいますが、
話し合いを大事にし、重要なことは、月に一回の全体会議で決定します。
☆親と保育者の共同保育
親と保育者が、預ける、預かるという関係ではなく、一緒に子育てをして
いく大家族のような保育所です。子どもの個性も、親の個性も、保育者の
個性も、お互い認め合い、まるごとの付き合いを大切にしています。
ですから、保育者のことを先生とは呼びません。
親と保育者が協力しあって行う行事も多く、また都合のつくときは、親も
一緒に散歩に行く等保育に参加してもらいます。個人の連絡帳も大切にし
ていて親と保育者の交換日記のようになっています。また、親同士も、
色々な場面でお互い協力しあっています。
☆地域のなかの保育所
かっぱの家は、中道商店街の中のちいさな保育所です。1979年からこの
地域で保育をしてきて、今や、中道では古株になりましたが、まわりの
商店のおじちゃん、おばちゃんや、近所の方々に育てられたといっても
過言ではありません。
子ども達のことも、私達のことも、やさしく、厳しく、愛情もって、
見守ってくれているありがたい存在です。
そういう地域の方々とのつながりを大切にしています。
☆いっぱい歩きます
かっぱの家には、園庭と言えるものは、ありません。そのかわりほとんど
毎日外にでかけます。井の頭公園をはじめ吉祥寺中が、私達の庭です。
大きい子は、三鷹、練馬、武蔵境までも歩いていきます。
とにかくかっぱの子はよく歩きます。時には、バスや電車に乗って、
もっと遠くまでもでかけます。
☆ガリ
ん? ガリ? これは、いまはもう卒園したれんくんが、散歩の途中に、
よく野草や木の実を採ってくるので、〝かっぱは、ガリがすきだね"と、
おかあさんに言ったそうです。
〝え、ガリ?〟と聞くと〝ほら、いちごがりとかぶどうがりとか〟
ということで、それから〝ガリ〟になったのですが、
こんな街中にも食べられる野草、木の実が、けっこうあるのですよ。
とちの実、どんぐり、くわの実、のびる、つくし、よもぎ、
いろいろ採集して味わっています。
アゲハの幼虫やザリガニもとってきて、飼っています。
☆どろんこ大好き
どろんこ遊びは、子どもの大切な文化です。土や水や草や木、自然は、子どもの五感
にささやきかけ、こころを育ててくれます。
いっぱい、おもいっきりふれさせてあげたいと思っています。
何より、みんなどろんこ遊び、水遊びが、大好きです。
☆安全でおいしいごはん
かっぱの家は、ごはんが自慢です。できるだけ無農薬、無添加の食材を使用して、
すべて手作りします。メニューは、和食中心で、七分づき米に様々な雑穀が、
入っています。
素朴でやさしい味がします。勿論、おやつも手作りです。
アレルギーの子には、それぞれに対応した食材を使用します。